介護業界にいよいよ転職を決意された方もおられるのではないでしょうか。
特に初めて介護業界に転職される方にとっては、もっとも緊張される瞬間でもあるのが採用面接ではないでしょうか。
介護業界への転職に限らず、一般の転職においても言える事ではあると思いますが、採用面接時において必ず聞かれること・定番の質問というものが存在します。この必ず聞かれる定番の質問を抑えておいて、採用面接に臨んでほしいと思います。
介護職の面接で必ず聞かれること・質問内容
採用面接では、ほぼどの採用担当者においても用意をしている質問というものが存在します。
その質問は基本として3つありますので、必ず抑えておくようにしましょう。
- いままでどのような業務をしてきたのですか?
- なぜ転職を希望されたのですか?
- なぜここの介護サービス事業所を選んだのですか?
- あなたの長所・短所を答えてください?
- これから何を目標にしたいと思っていますか?
- こちらに質問はございますか?
この3つが基本となります。必ず質問される内容となるでしょう。
①では、いままでのキャリアを確認します。どのような仕事で、どのような部署で、どのような事を任されて、どのように主体的にその仕事をしてきたのか、という趣旨について聞かれます。
②では、なぜ前職を退職してまで、この介護業界に転職を決意されたのかという転職理由について質問されます。
③では、前職場を退職して、この介護サービス事業所を選んだ理由について質問されます。
④では、あなたの長所・短所、要するにあなた自身の自己PRを言って頂きたいと考えています。
自分自身がしっかりと見えているかについては介護業務においてとても重要な部分です。
しっかりと自分を見つめなおしておくことが重要です。
⑤では、新たに介護業界に転職されて、これからどのような仕事をしていきたいのか、どのようにスキルアップやステップアップをしていきたいのか、その目標をどこに定めておられるのかキャリアプランについてお聞きしたいと考えます。
⑥では、介護業界に対する質問、希望する介護サービス事業所への質問、その他気になる事に対する質問になります。
これらの質問については、一般的に定番と言われるものになります。
しかしこの質問にはこのように答えるという想定をしておくのではなく、一貫した内容を組み立てておくことが重要です。
ひとつひとつの答えを持ってしまうと、想定しなかった質問に答えた際に、前に答えた質問と整合性が取れないという事が出てきてしまうからです。
ここに挙げたものはあくまで定番であって、みなさんの本音を引き出そうと採用担当者は必死で質問をしてきますので、一貫した転職ストーリーを組み立てておくことが重要です。
採用面接ではあなたに何ができるのかをチェックしている!
採用面接では、緊張感があったりリラックスする場面があったりさまざまだと思います。
しかし、共通して言えることは、採用担当者はあなたが介護業界に入って、この介護サービス事業所に転職して、何ができるのか、どのような人物に成長できるのかを推察していると思っておきましょう。
そのために行う質問が先ほど述べた内容になるのです。おおむね上記6種類の質問において、募集している業務内容を任せることができるのか確認するのです。
質問の答えは具体的に!
この質問においては、抽象的な答えを行うと、「もう少し具体的に聞かせてもらっていいですか?」と聞かれることがあります。
このような質問があった時には、出来る限り具体的な内容を思いだして、分かりやすく答えられるようにしておきましょう。
この具体的な内容から、どのように今まで仕事に取り組んでこられたかという確認をすると同時に、これからこの介護サービス事業所を担う人物となり得るかどうかを確認しているのです。
介護サービス事業所としては、1から10まで教えるのではなく、やはり3から教える事のできる人であったり、1つ教えたら応用の効く人を採用したいと思っています。
そのためには、あなた自身が今までどのように主体的に仕事に取り組んできたのか、その姿勢を具体的に話すしかありません。
仮に違う業界のお仕事であったとしても、自分が頑張って取り組んできた業務については、介護業界の人に対しても理解されるように伝えなければなりません。
そのような話の中で、この人はここでも頑張って介護業務に取り組んでくれる事ができるだろうと推測することが出来るのです。
その今まで取り組んできた仕事を活かして、介護業務に対してどう取り組んでいくのか、その問いに関しては必ず具体的に答えられるようにしましょう。
もしも介護業界が初めてということであれば、なおさらです。
初めての介護業界、面接の答え方の2つのポイント
介護業界が初めてというのにも関わらず、大それた事をいう必要はまったくありません。
今まで取り組んできた仕事と福祉の仕事の接点を考え、自分にできそうなことをできるだけ具体的に答えましょう。
ポイントは、「いままで行動してきた具体的な内容」と「自分の介護業務に対する思い」の2つを外さないという事になります。
もしもあなたが「いままで行動してきた具体的な内容」において採用担当者から「もう少し聞かしてほしい」というような興味を持たれるということがあれば、あなたのアピールは成功していると捉えても良いでしょう。
この「行動」と「思い」はバランスがとても大事であって、行動ばかりでは自分のアピールばかりになりますし、思いばかりでは言うのは簡単だと思われてしまいますので、このバランスを考えながら答えることができれば、まったく問題はありません。
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