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ブラック介護施設とは?見極める方法と対処法

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介護業界への転職を果たしたは良いが、ブラック介護施設かもしれないという時に見極める方法についてお伝えしていきたいと思います。

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ブラック介護施設とは?

厚生労働省

ブラック企業で働きたくない

介護業界だけではなく、ブラック企業問題というのは厚生労働省も対策に力を入れています。

現在は厚生労働省内に過重労働撲滅特別対策班、通称「かとく」を発足させており、過重労働の撲滅に対する取り組みと働く側の労働者が安心して介護業務に取り組むことができるようにしていこうと取り組んでおられます。

冒頭で端的に「ブラック企業」と申しましたが、厚生労働省において「ブラック企業」の定義を確認してみますと、明確な定義ではありませんが、厚生労働省のホームページにこのように記載されています。

  • 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
  • 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
  • このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

※厚生労働省Q&A 「ブラック企業」ってどんな会社なの?より抜粋
https://www.check-roudou.mhlw.go.jp/qa/roudousya/zenpan/q4.html

この厚生労働省が発表した内容を見ていきますと、一般企業だけではなく、介護業界においても他人ごとではない内容となっています。

実際に人手不足の介護施設において、サービス残業を半ば義務化しているようなところもないとは言えません。

ブラック介護施設で働く職員の声

ブラックな介護施設

それではブログやSNSなどにおいて見つけた、実際にブラックと思われる介護施設で働いておられる人の実態について見ていきたいと思います。

「夜勤に入って、夜勤終了時間になっても次の職員がいない。そもそも職員が配置されておらずに、残業しなければならないのは暗黙の了解となっている。もちろん残業代は支給されずにサービス残業となっている。」

「職員の出勤簿を見ると、知らない職員の名前がある。どうも現在働いている介護サービス事業所の系列の職員のようであるが、ここでそんな人が働いているのは見たことがない」

「介護職員として入職したが、職員が次々に辞めていく。理由を聞いても頑張ってね、とだけしか言われない。何か嫌な予感がする・・・」

「今月は2回しか休んでいない。しかも介護業務の後に、事務作業もして帰宅は毎日深夜になる。残業代を申請しても、自分自身の業務への取り組み方を注意されておしまい。残業代は支給されていない」

もちろんこのような内容の介護施設ばかりというものではありません。

違法性が問われるものでもありますので、実際に入職してしまう前にブラックであるかどうかを見極めておけるようにしたほうが良いでしょう。

正職員とパートの違い

ブラック介護施設に入職してしまったとき

やばい職場

もしも入職した後にブラックであると判明した場合は、その介護施設でキャリアを積むことはあまりおススメできません。

だいたいこの介護業界はそれほど広い業界ではなく、ブラックな情報というものは近隣の介護施設においても知れている事が多いのです。

ブラックはそもそも職員教育をしっかりしている事もありませんので、そこで働いていたという事は、きちんとした介護を教わっていないという事にも繋がりかねません。

また何らかのトラブルに巻き込まれる可能性も考えられます。その前に退職をしてしまったほうが良いかと思います。

ブラック介護施設の見極め方

それでは、ブラック介護施設の見極め方について、お伝えしていきたいと思います。

いつも求人情報がでている

いつ見ても同じ求人情報が出ているといった介護施設を見た事はないでしょうか。

求人情報がいつ見ても出ているという事は職員が常に辞めていく状況にあるという事が想像できます。

職員がなぜ辞めていくかというと、職場の業務体制がとてつもなく悪い、人間関係が相当悪い、といった事が考えられます。

職場の業務体制というのは人員が足りていない、サービス残業を強いられるといった事になりますが、それゆえに人間関係も悪くなっていくという悪循環が生まれています。

これを回避するには、必ずその介護施設の見学を行うべきです。

職員の挨拶がなかったり、笑顔が少ないなどの状況が見受けられた場合には、その介護サービス事業所への転職を回避するほうが良いでしょう。

面接して即日採用となる

人手不足

介護業界において面接して即日採用となる人は、相当実績のある人や紹介など、即戦力が高く期待されている場合であると理解しておきましょう。

例えば初めての介護業界への転職において、例えば無資格未経験の場合、即日採用となる理由はただ一つ、相当人材が不足しているという事にほかなりません。しかもブラック施設は、いつから来られるかというところまで言及します。

個人で経営されている介護施設において、即日採用というところもあるにはありますが、だいたい面接して「1週間以内に返事をします」というような返事があるところが多いです。

介護施設の本音としては面接時に採用・不採用を決めている事がほとんどなのですが、きちんとした介護施設はまずは保留して、冷静に判断してから採用・不採用の通知を出すという事をしています。

もしも即日採用となり、少々おかしいなと疑問に思うような状況があるとしたら、すぐに雇用契約を結ぶようなことはせずに、「別の介護施設の面接も控えているので」、と理由をつけて、即答することが避けましょう。

休日が取れない・サービス残業が多い

入職後に気付く事になりますが、休日に出勤を求められる事がやたらに多い介護施設は、完全に人材不足です。

そこまで人材が不足している状況であれば、本来、派遣職員などでポイントで補う必要があると思うのですが、それをもせずに通常の求人だけしか対処していない介護施設は完全にブラック施設と言えるでしょう。

なぜ派遣職員を使わないのかというと、派遣職員は時給が高いのです。ですので、職員を時給扱いで休日出勤させたほうが安く済んでしまうのです。

しかし職員は休みがなくなるので、ストレスや不満がたまり、結局は退職してしまうことになります。

こういう介護施設は、職員を使い捨てとしか考えていないので、退職してしまうほうが良いでしょう。

職員の利用者に対する言葉づかいや態度が悪い

職員の言葉遣いが悪い介護施設は、職員教育がしっかりと行われていません。

利用者に対する言葉遣いや態度が悪い状況が続くと、何かのきっかけで身体的な虐待に移行する可能性も高いです。

そもそも言葉遣いが悪いことや態度が悪いということも、状況によれば虐待であると言えます。その行為が虐待になると意識できずに、仕事に対する不満を弱い立場である利用者に向けてしまうことができる介護現場からは何も得ることはできないと思います。

そんな中に浸かってしまう前に退職したほうが良いでしょう。

こういう介護事業所にい続けてしまうと自分自身も麻痺してしまいます。自分自身がストレスで利用者に対して虐待をしてしまわないようにしなければなりません。

給料が安いから抜け出す方法

最後に

いかがでしたでしょう。

今、ご紹介したポイントは、法令違反で違法性が問われることになるでしょう。

あまりに酷い状況であるにも関わらず、改善がなかったり、退職させてくれないといった状況があるならば、迷わずにその市町村にある役所の介護保険課や労働基準監督署などに連絡するようにしましょう。

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