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介護職員2年目で退職したいと思ってしまう理由と対策

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介護職員をしていて2年目になると、また1年目の時とは違う感覚で介護業務を行う事になるのではないでしょうか。

新しい職員も入社し、自分自身が先輩として業務を教えるような場面も多くなってくると思います。いつまでも新人気分で介護業務を行えなくなる時期であるように思います。

そんな2年目の介護職員に多い悩みがあります。

1年目はとりあえず業務を覚えることが必至で、先輩に食らいついて業務を行う1年だったでしょう。

2年目になり、おおむね業務を自分自身のペースで行う事もでき、ある意味現場での介護業務は余裕も生まれていると思います。

しかしそんな時にこそ冷静に周りの事が見えだすものだと思います。

今まで見えてこなかった人間関係、職場、給料、休日など、実は周りと比べると自分は劣っているのではないかと見えてくる時期なのです。

そんな時に何かしら不満や悩みがあると、「これは退職すべき問題なのだろうか」「退職をせずにもう少し頑張ってみるべきだろうか」と悩んでしまうことになります。

もちろん1年目の時にも抱えていた悩みもあるでしょう。しかし1年目の時には分からなかった問題が2年目には現れてくるものです。

この介護職員の2年目であるからこそ起きる悩みごととその対処方法についてお伝えしていきたいと思います。

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2年目の介護士は辞めたくなる

先ほども申しましたが、介護職員1年目はとりあえずがむしゃらに働いている時期であると思います。

周りの事も見えずに、ただひたすら与えられた業務をたんたんとこなしていく。業務量は大変多く、毎日の業務を覚えるだけで必死な上に、たくさんの利用者について理解しなければなりません。

そんな中で介護業務の理想と現実を感じたものだと思います。

介護をしている高齢者も感謝される良い方ばかりではなく、わがままを言われてイライラしたり、良かれと思ってしている事で文句を言われたりするような事もあるでしょう。

そんな事があるたびに、「自分は介護の世界には向いていないのではないだろうか」と悩んでしまうのは1年目の職員です。

2年目からは、このような利用者がおられたとしても、自分自身がコントロールできるようになり、どんな事があっても冷静に対応できるようになってきます。

また周りも良く見えるようになり、現場の業務が楽しくなってきます。

しかし、2年目になると良いも悪いもよく見えてきますので、例えばサボっている先輩が分かるようになってきたり、ただ威張っているだけのリーダーの事も気になるようになってきます。

特にこの職員の人間関係というものは深いところまで目が行くようになり、言いかえれば人間の汚い部分まで見てしまう事もあるかもしれません。

職場内の恋愛であればまだしも、職員内での派閥なんていう事もあるかもしれません。

違う派閥の人と仲良くしたら、こちらの派閥には無視されるようになったなんて事もあるかもしれません。

そんなことがあってもリーダーや主任、部長や管理者も見て見ぬふりなんて事もあれば、「この職場は間違っているのではないか」と思うようになってもおかしくありません。

そんな時に2年目ともなると外部である研修に参加し、近隣にある介護サービス事業所の職員とも仲良くなる事もあります。

そうするとほかの介護サービス事業所の状況を知ることとなり、みなさんの地元にある介護サービス事業所で評判が良いところもだんだんわかるようになります。

そうなるとやはり、所属している介護サービス事業所の不満が浮き彫りとなり、「別のところで働きたい」となってしまうのです。

しかし、この感情がわき起こったとしても、少し冷静になることをおススメします。誰だって隣の芝生はキレイに見えるものです。

自分の現場の現状が酷い状況であるとしか捉えることができない事はよくあることなのです。

そんな時に退職するのではなく、自分自身の目標や現在の役割など、もう一度冷静に考え直してみると良いでしょう。

仮に退職し、違う介護サービス事業所に転職したとしても、また同じ悩みにぶつかるだけなのです。

そうです、これはその介護サービス事業所の問題ではなく、自分自身の問題としてとらえることが正解です。

自分がさらに成長するべき時が来ているのだと把握して、今できる業務に取り組むことが必要です。

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介護業務へのモチベーション

何かのきっかけで、介護業務に対するモチベーションを下げてしまう事があります。

例えば利用者とのやり取りで嫌な事があると、「もうこんな想いをする仕事は嫌だ」と思うかもしれませんし、夜勤明けの疲れている時には「こんな仕事はいつまでもできないな」と思い、事務仕事などしたいと思うようになるのかもしれません。

プライベートで外出すると、楽しそうに働く店員さんを見て、自分自身が悲しくなってしまう事もあるかもしれません。

特に2年目となると、おおむね現場でのルーティン業務はできるようになっているでしょう。

現場での介護業務において、いま何をしなければならないという事が分かっていて、その業務についてもわりとテキパキこなすことができるようになる頃だと思います。

そんな時に、周りが楽しそうで、自分自身も介護で学ぶことがなくなったという錯覚が起きてしまう時期なのだと思います。

しかし介護の世界は、始めて2年目くらいではまだ何も分かっていない状況と変わらないというのが私の意見です。

例えば介護技術においても、ある程度できるようになったとしても、まだまだ奥深いものがあります。

理学療法士などが行うポジショニングと言われる高度な技術を得ることができて本物の介護職員だろうと思います。

またコミュニケーション技術、介護・医療に対する知識など、学ぶべきものはまだまだたくさんあります。

これからまだまだ介護の深いところを学んでいく途中ですので、ここで辞めてしまっては、やはりどの分野に行っても中途半端な人生を歩んでいくことになるでしょう。

介護の世界は3年目、5年目、10年目と、それぞれで覚えていくことがあります。それが介護職員としての魅力なのです。

みなさんが少し仕事ができるようになったからと言って、諸先輩から見たら「まだまだ」にしか見えていないものなのです。

もしも今後、他職種に転職するにしても、介護職員の奥深さをもう少し実感してから他職種への転職を検討してみることが良いのではないかと思います。

2年目で転職することはとても不利になるという事を知っておこう

先ほども申しましたが、2年目の介護職員は諸先輩から見るとまだまだ学び足りない段階です。

ですので、この時期の転職となれば、確実に不利になるという事を肝に銘じておかねばなりません。

転職希望の新しい職場の採用担当者からしても、根気がないと捉えられてもおかしくないと思います。どんな理由があるからと言えども、そう思われるのは免れません。

そういったデメリットがあるのを覚悟しておく必要があります。

もしも諸事情での転職ということであれば、前職の不満を抱きながらではなく、次の職場での目標をしっかりと定めて、次こそは長い期間、働けるように努力しましょう。

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